羽生結弦のフラメンコ

「フラメンコが生で見れて、食事が出来るお店に行きたい」


自分と妻、そして一人息子の三人は、家族の誕生月には外食をすることが多い。今回、妻の誕生月にリクエストされたのが、フラメンコであった。


彼女は肉や小麦系の食物が苦手だ。それらには体が拒絶反応を示し、ひどい腹痛に襲われてしまうこともある。唯一安心して食べられるのが、お米である。そんなわけで、サフランで風味付けしたスペインの米料理、パエリアがとてもお気に入りだ。


私はさっそく「フラメンコが見れるレストラン」を検索した。いくつかの候補の中で都合のあう日にショーをやっていたのが、今回行った「月島スペインクラブ」である。
予約をした月曜日、店は比較的すいていた。


生ギターの音楽、ハイトーンの男性ボーカル、そして三人のベテランダンサーの踊りは非常に迫力があった。舞台の真横でみる機会に恵まれた我々には、指先の一本一本までとてもよく見ることが出来た。靴を舞台に叩きつけるようにして響く音は非常に大きく、フラメンコはタップダンスの起源なのだろうか? と思わせるのに充分だった。カスタネットの音にもキレがあったが、彼らのアクセントの効いた拍手も優れた楽器のようである。


一人の男性ダンサーは一見、羽生結弦選手に似ていた。佐藤哲平さん。

スペインで学ばれて現在は日本で教室も開かれているそうだ。


私は、ボーカルにもかなり魅了されてしまった。スペイン語はきっととても大変だろうが、やってみたい気もした(きっとやらないだろうが…)。
とても思い出に残る夜となった。スペイン産のビールも美味しかった。

月島って、もんじゃだけの街じゃなかったのね。

 

PHOTOM@フラメンコ素敵

家の近所の鳥さん達(本文とは関係ありません)